コープデリ商品政策6つの柱・4
産直の考え方

組合員と生産者がつながり、ともに歩む産直を進めます

1.産直の基本的な考え方

  1. 産直は「産地直送」「産地直結」の単なる略語ではありません。「産直の5つの基本」に基づき、安全性が確保された新鮮でおいしい、環境にやさしい農畜水産物を安定的に供給し、持続可能な農畜水産業を目指す取り組みです。
  2. 産直を通じて生産者・生協・組合員などフードチェーン全体の担い手がつながり、農畜水産物の生産・流通・消費についてのさまざまな課題を共有し、その解決を進めながら、新しい価値の創造を目指します。
産直団体(生産者)と生協・組合員の、信頼・交流・パートナーシップの図

2.産直の範囲

産直は以下の分類の商品で取り組みます。

  1. 農産部門の生鮮食品(野菜、果実)
  2. 畜産部門の生鮮食品(牛肉、豚肉、鶏肉)
  3. 水産部門の生鮮食品および一次加工食品(塩漬、ボイルなど)
  4. 米、雑穀、豆類
  5. 鶏卵
  6. 牛乳
野菜・果実 牛肉・豚肉・鶏肉 魚・貝・海草(一次加工品含む)
野米・雑穀・豆類 鶏卵 牛乳

3.産直の5つの基本

  1. 生産地、生産者、生産、流通方法が明確であること。
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基準、ルール等の相互確認
産直商品開発計画書(仕様書)の作成
管理計画の明確化

「だれが、どこで、どうやって作ったのか」明確になっています。何ごとも「わかっている」のがコープの産直です。栽培・収穫、農薬・肥料の使用、輸送、加工など組合員に届くまでの流れについて、項目ごとに決めています。

  1. 記録・点検・検査による検証システムがあること
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生産記録の管理
産地点検
残留農薬検査
生産情報の発信

「だれが、どこで、どうやって作ったのか」をデータなどから証明することができます。生産記録と産地点検を定期的に行い、産直商品の管理状況を確認しています。

  1. 持続可能な生産と、環境に配慮した事業を推進すること
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農薬、化学肥料の削減
生物多様性の保全
CO2排出量の削減
温暖化適応対策

生産者と協力しながら農薬・化学肥料の使用量を減らす取り組みを進めています。また、作業の効率化、短縮化による化石燃料の使用量=CO2排出量を減らすこと、地球温暖化への適応対策など、組合員の理解と協力を得ながら持続可能な生産と消費の実現を目指しています。

  1. 生産地、生産者団体との自立・対等を基礎としたパートナーシップを確立すること
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コープデリエリア産直協議会
協同組合間の提携
産地との協力関係強化

産地とは年間を通した取り組み、来年、再来年へとつながる取り組みを進めています。ピンチの時は、お互い協力して困難を乗り越えてきています。日ごろの信頼関係があるからこそ、おいしい野菜・果実を安定して組合員に届けることができます。

  1. 組合員と生産者との多面的な交流を推進すること
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産地見学、産地交流
学習会
産地情報の発信

コープの産直は、生産者と組合員をつないでいます。産地の特徴や生産者のこだわり・想いを組合員に伝え、組合員の想いや願いを生産者に伝えています。売り買いの関係を越えて、さまざまな場面で交流しています。

4.産直加工用原料を使用した商品

産直商品の加工品イメージのイラスト
  1. 産直団体が生産する加工用原料を使用して作った商品です。
  2. 加工用原料ごとに、所定のフォーマットで原料の生産・流通などの管理計画を明確にし、点検を行います。
  3. 年度計画に基づき、産地点検および原料検査を行います。

5.特徴のある産直商品について

  1. 食味、食感、鮮度、品種、時期、生産方法などについて特徴のある産直商品は、「こだわり産直」として固有名称をブランドに位置づけます。
  2. 「こだわり産直」を設定することで、商品の価値や生産者の努力を組合員にわかりやすく伝え、利用を広げ、産直ブランド全体の向上を図ります。
  3. この他にも「初めて自分で作りました(若手生産者応援)」「組合員が手伝いました」「設立○○周年」など生産者を応援する企画に取り組みます。

6.産地配置の基本的な考え方

  1. 年間を通して安定した商品調達が可能な体制を確保するために、バランスのとれた産地配置を行います。
  2. 外的要因による産地被害を想定し、全国またはエリア内でリスクを分散できる産地配置を行います。
  3. コープデリエリアの産直団体のネットワークを構築し、地域の食と食料生産を大切にする地産地消を推進する産地配置を行います。

安定調達

産地リレー(エリア内)、産地リレー(全国)、バランス配置の図

7.重点的に取り組む産直の課題

産直産地とともに持続可能な農畜水産物生産に向けた取り組みを進めます。

  • 新たな価値を持つ生産方法・商品(こだわり産直)の開発
  • 産直商品を主原料とした加工食品の開発、6次産業化*の推進

    *農畜水産業者が、農畜水産物の生産(1次産業)だけでなく、食品加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)にも取り組むこと。

  • 地域における耕畜連携・循環型農畜産業の推進
  • 新規就農者や若手生産者の支援
  • 耕作放棄地再生利用の支援
  • 「組合員の声」の産地・生産者へのフィードバックの強化
  • 農畜水産業についての学びと利用につながる産地見学・交流、学習・体験プログラムの開発
  • 産地における再生可能エネルギー創出・「電気の産直」、CO2排出量削減、温暖化適応対策

産直商品のマーク等について

  1. 産直の全体を包括して表現する場合は、「産直 コープの里」を基本とし、以下のメッセージを掲げます。
産直コープの里ロゴ

人と人とのつながりをたいせつにしたい

コープの「産直」は、単なる商品取引ではありません。
生産者、生協、組合員がつながり、安全性が確保され、おいしさと環境配慮を兼ね備えた、生い立ちがはっきりわかる農畜水産物をお届けする取り組みです。


  1. 産直商品は、商品・紙面・POP等に「産直」マークの表示を基本とします。
産直ロゴ
  • 農産分野(野菜・果実)は包材等の管理の面から、商品へのマークの表示をしない場合もあります。
  • 文字色、サブタイトル等は、部門や商品特徴に応じて定めます。

  1. 産直商品&コープ商品は、商品に「産直」と「CO・OP」マークのダブル表示を基本とします。
産直ロゴ+コープマークのダブル表示
  • 産直商品の基準とコープ商品の品質管理基準を満たした商品です。
  • 米、牛乳、水産一次加工品などに適用します。

  1. 産直加工用原料を使用した商品は、「産直」マークの表示を基本とします。
産直画工用原料を使用した商品写真
  • コープ商品の場合は、「産直」と「CO・OP」マークのダブル表示を基本とします。
  • 商品名に「産直○○」「産直○○で作った」などの表記を基本とします。

  1. 有機栽培農産物・特別栽培農産物の商品(野菜・果実・米)について「グリーン・プログラム」マークを記します。(産直商品以外も含む)
グリーン・プログラムのロゴ
  • 産直団体等と協力しながら、生産における環境配慮の取り組みを推進します。
  • 「グリーン・プログラム」を通して、組合員の環境への意識や関心を高め、利用を広げます。